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こんにちは。
今回は介護ベッドの基本的な機能をご説明します。

基本機能
介護ベッドはいくつか動く箇所があり、
ご利用者や介助者を助けます。
その機能をまずはご紹介します。
最近の機種だとリモコンディスプレイに角度や高さの表示がされるので、
とても便利になりました。

背上げ

背中部が上下する機能です。
ご利用者本人:起き上がりが困難
介助者:起き上がらせたいけど大変。負担がかかる
という際に使われる機能です。
リモコンを使用して好きな角度で止めることができます。

膝上げ

膝部分が上がる機能です。
①足に浮腫みがある方
②背上げ機能を使って背角度を上げる方
に必要とされています。
②の背上げ機能を使う際になぜ膝上げが必要なのかをご説明します。
背上げを使って背角度を上げると…
どんどん滑り台のようになっていき、
足元のボードに向かってズレていってしまいます。

膝上げ機能を使うと、
ズレないようにせき止めてくれることになります。

高さ

床面からの高さを調整できます。
ベッドのリモコンにディスプレイがある場合は
その高さが表示されます。
1番下に下げると、
転落時などの怪我防止、
今までお布団だった方にとっては違和感なく使える
このような効果があります。
「超低床型」があり、
通常21〜25センチですが、
こちらの動画のフランスベッドさんのフロアベッドは11センチになります。

連動
冒頭に貼らせていただいたリモコンの画像に「連動」というボタンがありましたね。
それのご説明します。
「連動」とは、
背上げをする際に自動で理想的な上げ方をしてくれる機能です。
先ほど私は「膝上げをすることで背角度を上げて足ボードに向かってズレていってしまうことを防ぎます」
と説明したと思います。
連動は先に膝上げを上げるということを含めてズレにくいようにしながら
背上げをしてくれるという機能です!

機械なんて使いこなせない!わからない!
という方にとってはとても便利かと思います。
「連動」を上げるボタンを押すだけで勝手に理想的に背上げをやってくれますからね!
パラマウントベッドさんのYouTubeにわかりやすい動画ありましたので、
ご紹介します!
モーター数
介護ベッドには「モーター」が備え付けられており、
それが動くことで機能を発揮します。
そのモーターというのが先ほどご紹介した
「背上げ」
「膝上げ」
「高さ」
この3つがモーターで操作できるということになります。
特殊なモーターが中にはありますが、
基本的には1・2・3モーターです。
この数字は介護ベッドに備え付けられているモーターの数を表します。

1モーター
「背上げ」のみです。

「高さ」は納品時にご利用者の脚の長さに合わせて、
モーターではなく、
納品時に工具で高さ調整を行い、固定させます。
この1モーターは気楽に高さ調整できない不便さもあり、
私はほとんど出しません!
実は膝上げもできるように設定こともできます。
ベッド組み立て時に「連動管」という部品を操作すれば、
背上げ時に一緒に膝も連動して上げる設定ができます。

しかし、背上げ角度が上がると膝も必ず付随して上がりますので
膝角度調整は独立してできません。
離床時に膝が上がってると座ってる姿勢の邪魔をしてしまう可能性があります。
そういう理由から私はあまり連動管は繋ぎません。
2モーター
「背上げ」+「高さ」です。

対象の方としては、
比較的元気な方で背上げ角度をそんなに使わなくても起居動作ができる方
が想定されます。
「膝上げは無いので、そんなに背角度を上げなくても良い方」ということになります。
1モーターと同じように、
連動管の接続で背上げの上下に合わせて、
膝上げもできるようになります。
3モーター
「背上げ」+「高さ」+「膝上げ」です。

フルスペックですね。
掴まる物があっても起き上がりが困難な方、
寝たきりの方
が想定されます。

特殊モーターを持ったベッド
ここからは少し特徴がある商品を少し紹介します!
それぞれメーカーさんは差別化を図ろうとしてるんですね。
マルチポジショニングベッド(通称:マルポジ)

メーカーはフランスベッドさんです。
このように寝てる状態からそのまま立ち上がりができるところまで補助をしてくれる
特殊な介護ベッドです!
フランスベッドさんでもかなり力を入れてる商品です。
説明動画ありますので、ご参照ください。
ヨカロ

こちらはプラッツさんがメーカーです。
プラッツさんは本社が福岡にあり、
博多弁の「よかろうもん」という方言からこの商品名になったようです!
こちらの商品は背ボトムをくの字に調整できるように
更にもう1つボタンを設けてます。
背上げ時の
姿勢のサポート
誤嚥(食事などの際のむせこみ)リスクを軽減させる
ことを期待できる商品です!


こちらもメーカー紹介動画入れておきます。

今回は介護ベッド本体のお話しましたので、
次の記事で周辺の付属品について説明します。
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