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こんにちは。
今回は「支持基底面」について解説させていただきます。
歩行の安全性を考える上で大事なワードです!

支持基底面とは
支持基底面とは、
身体を支えている床面の面積部分のことを言います。

こちらの画像でいうと水色の部分が支持基底面になります。
この中に重心が入っていると身体は安定してバランスを保持できます。
上部画像の右に寄った重心のように支持基底面より外に行くと、
バランスを大きく崩して転倒する危険性が出てきます。
歩行や立位時のバランスを保つためには、
「支持基底面」がとても大事になります。
歩くとフラッフラする場合は重心が安定せず、
支持基底面から外れることがあるということです。
この支持基底面、増やすことができます。
それが福祉用具の活用です!

T字杖を使った場合の支持基底面

右手に杖をついたところを想定した支持基底面です。
濃い青の部分が広がった支持基底面部分になります。
ハンドフリーで歩くより杖の方が安定するのは、
この支持基底面が広がるからです。
杖を頼って右寄りに重心が移動しても増大した支持基底面の中であれば安定します。

歩行器を使った場合の支持基底面

濃い青の部分がかなり大きくなりました。
杖よりも歩行器の方が更に安定する理由も納得ですね。
歩行のふらつきを感じる際は、
支持基底面を意識して考えていただき、
必要な福祉用具を使っていただくようにお願いしたいです!

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